コントユニット青点滅の日誌

青点滅の主催、ワカバヤシが書くブログです

青点滅のロゴができ、グッズ展開を始めています

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9月23日に単独公演やります。

6月の終わり頃までまったく脚本に手をつけていなかったのですが、一週間くらいで一気に書き上げました。の、割には思ったよりいいコント書けた気がします。脚本としては今までで一番良い。


今回は、過去2回出演してくれている「土屋あかりさん」が出ません(きゃー)。演劇集団ココロワの公演とのスケジュール問題でうちの公演に出られらないそうです。

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あかりさんは、超ムードメーカーでいつもニコニコしているから、練習中もメンバー内の波長がすごく良い感じになります。雰囲気がすごく良くなります。なので、これから先、あかりさん抜きで練習を重ねていくのかと思うと、主催としては不安いっぱい。

しかし、代わりに(?)「いまいちくん」という方が入ってくれました。いまいちくん……。正直まだまだ謎だらけですが、いい味を出してくれると思うので、とにもかくにも期待しています。単独公演も3回目なので、一番いい出来になるでしょう。


さて。今回、初めて取り組んでみたことがあります。それは、青点滅のロゴ制作。

今まで、ワカバヤシが適当にデザインした図形をロゴみたいな感じで扱ってきましたが、クラウドワークスを通じて正式にロゴを発注し、作ってもらいました。コンペ形式だったので、たくさん良いロゴが寄せられたのですが、その中からワカバヤシの趣味趣向で1つを選ばせていただき、決定したのがこちら。

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信号のキャラクターがいい感じです。とても気に入ったので、SUZURIというサービスを使ってグッズ展開もしちゃいました。


よかったら利用してみてください。

またブログ等で、単独公演の告知を兼ねた進捗状況などをお知らせしていくと思います。予約も始まっていますので、ぜひ早めにご予約ください!(いつも本番が近づくと満席になります。本当にお早めに!)

 

https://www.aotenmetsu.com/yuukannadainashi.html

生まれて初めて「青春」ってこういうことかもしれないと気づいた38歳の夜

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部活に入っている高校生って約7割らしいですよ。ベネッセの調査です。7割と言ったって、ゆるゆるのサークルみたいな部活もあるだろうし、時間と精神を捧げて本気で部活動に取り組んだ人ってどれくらいいるんだろう。

僕は中学校でなんとなく軟式テニス部に入っていて、高校は部活をせず、大学は遊びサークルに所属してました。いわゆる苦楽をともにした仲間みたいな人はおりません。よく合コンをしていた友達はいますが、それも「仲間」かと言われると違う。脱サラして放送作家の道へ進んだ時も、常に心がカリカリしていたので、とても周りに対して「仲間意識」なんて持てませんでした。自分だけが売れればいいと思ってた。

そんな僕。

びっくりするくらい大人気ないことを言いますが、自分が主催する演劇メンバーと宴の席を過ごしているとき、真面目に感動してしまいました。こっそりと。「仲間感」を感じていたのです。これか、こういうやつか。部活か、って。

 

主催する演劇ユニットは、もともと一年ちょっと前に僕がSNSを使って「コントやりたい」と宣言し、その投稿を多くの方にシェアしてもらって集まってもらったメンバーです。人の出入りは多少ありますが、それから一年以上経ったいま、不思議とお酒飲んではしゃげるくらいの仲になっていました。初めて会ったときはサグリサグリのサグリサグリだったから、それを思うと、よくこんな仲になれたなって思います。

そもそも僕は、人と仲良くなるのが苦手です。集団行動、集団生活も得意じゃない。学生時代、部活もまともにやったことないので、青春みたいな感覚も知らないままに大人になってました。そんなだから、コント演劇やるって言ったときも、主催は僕。劇団員は僕ひとり。公演の度に人を集める。という形をとりました。人との距離を遠ざけようとしている感じ。ひとりが好き。

でも。

一年くらい僕を中心に『演劇』をやってきて、次第にみんなが打ち解けるようになって、舞台の本番を3回も経験して、達成感を共有してきました。そんなメンバーたちと夜中まで飲んでカラオケなんか行っちゃって……。なんだろう、38歳にして初めて知ったけど、これたぶん『青春』なんじゃないかと思う。『青春』ってこれか。こういうやつか。

達成感だなんて、めちゃくちゃありきたりなもので、集団部活とかやってたら当たり前に経験してるはずなのに僕にはそういった経験が今までなかった。

放送作家時代、ロッチさんの単独ライブに関わってたとき。初めて本番が終わったあと、実は家に帰って号泣したのだけど、それは「楽しい時間が終わってしまった」という寂しさからきたもので、今回感じた感覚とは明らかに違う。

自分の声かけで集まったメンバーだから、余計に思い入れが強いのかな。思い入れが強いから、わざわざ感動したがっているのかな。単純にお酒が入っていたからそんな風に思ってしまっただけなのかな。


コントユニット青点滅に参加してくれてる人たちって、みんな「いい大人」です。いい大人がサグリサグリ集まって、そんで青春(青春ごっこだ、これは青春ごっこということにしよう)してる。昔の僕なら、そういう関係性を鼻で笑っていたと思う。いい大人が何をやっているんだとか、ろくにわかりもしないのに平気で他人に対して思っていました。

でもなぜかいま、「みんなが仲良くしてる」というだけで感動できるようになってしまいました。少し前なら、感動という言葉をこんな風に用いることさえはばかられていたのに、今はもうそれ以外の言葉が出てこない。


あぁ恥ずかしいな。


青点滅で使われてるBGMはイギリスのバンド「No cars」の曲

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コントユニット青点滅は、旗揚げ公演以来、ずっと「No cars」というイギリスのバンドの曲をBGMとして使っています。もちろん、数多ある全世界のバンドの中からワカバヤシが厳選したわけではなく、「No cars」は青点滅の出演者である小松春菜さん(以下、春菜さん)のバンドです。

イギリスに13年間住んでいた春菜さんは、ロンドンでバンドを組んでいたらしく、今でも時々ロンドンで音楽活動をしているそうです。そんな人がコントに参加しているってだけで不思議な気もしますし、そんな人がいるなら、もっとその個性を生かしたコントを作っても良さそうなものなのですが、今のところ「BGMとして曲を使わせてもらう」くらいしか春菜イズムを活用できていません。(そのうちイギリス感のあるコントやろう)

www.youtube.com

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メインで使わせてもらっている「Owl」「Political Girl」「Curry」の3曲はYoutubeになかったので別の曲をシェアします。なかなかCDが手に入らない(日本じゃ売ってない)ので、気になる方は以下のリンクよりWeb購入してみてください。

nocars.bandcamp.com

Yoko Goes to Bollywood

Yoko Goes to Bollywood

  • No Cars
  • Pop
  • USD 11.99

 
お客さんから評判が良いのはコントが終わったときに流れる「Curry」って曲で、春菜さんが吹くクラリネットのイントロが良い感じです。1ポンドで買えるのでよかったらどうぞ。

No carsの曲を使っている理由として。上演の都合上、「著作権的な問題をクリアできる」からというのもあるのですが、僕が曲を聴いたとき、とてもコントに合うと思ったからBGMとして採用しています。

 

耳に残る曲、この曲が流れたら(特に「Curry」)青点滅!っていうBGMイメージって、とても大事なんだなと毎度毎度感じさせられます。

青点滅のコントが好きになった人には、ぜひともNo carsの曲も好きになってほしいなと思います。No carsの名誉のためにも、青点滅、頑張り続けます。



コント劇団を手伝ってくれる人を長くゆるく募集します

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コントユニット青点滅。

1年以上やってきましたが、なかなか劇団を運営するというのは大変です。脚本と演出だけをやっていればいいと思っていましたが、全然違いました。考えないといけないことはたくさんあります。

幸いにも青点滅に出てくださる方々はみんなオトナなので、人同士のトラブルはなく。とても良好にやっています。でも、実際問題。もうちょっとしっかり運営していこうと思うと、僕だけのチカラではどうにもならなくなっていることに気づきました。

募集するひと①:プロデューサー
カバヤシはお金の管理が超絶苦手です。ざっくり勘定で済ませてしまうし、何かあるとすぐお金を出してしまう癖もあります。公演のたびにいつも収支合わないし、まぁいいかと思ってやっているけど良いわけがありません。なので、お金の管理をしてくれる人、そして、できれば自治体や企業と交渉したりして、青点滅を良い方向にステージアップしてくれるような人がいてくれると大変ありがたいです(って、そんなスーパーマンが簡単に現れるわけがない。そんな人がいたらもっと違うことで成功してるはずだ)。

募集するひと②:制作スタッフ
カバヤシは手先が不器用で、小道具とか上手く作れません。だからいつも通販で販売しているものを探してしまいます。なので、手先が器用で誰かものを作ったりするのが上手な人がいてくれたらなぁと思っています。あと、練習のための公民館を予約したりとか、みんなのスケジュールを調整したりとか、そういう細々したことをやってくれる人がいたらとてもありがたいです(って、そんな都合の良い人が簡単に現れるわけがない。なんで好き好んで雑用係やりたいなんて人がいると思っているんだ)。


興味あれば
conteaotenmetsu@gmail.com
までご連絡ください。


宝くじを当てるような人員募集。結局、ここに書いたようなことは自分でやるしかないんだろな。つまりは、上に書いたような①と②をしっかりやっていきたい。ワカバヤシは、そう考えております。

第2回単独公演について「反省」するふりして「言い訳」する

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2回目の単独公演『BARETERU BARETERU』終わりました。各回すべて満席という最高の状態でした。ご来場いただいた皆様には大変厚く厚く感謝いたします。

 

さて。

 

肝心のコントの内容。毎度毎度、反省点が多くて困ります。前回良くなかったなと思ったところはぜんぶ潰そうと思っていたのに、幕が開いてみるとなかなか上手くいかず。想像力が足りないんでしょうね。立ち上がりにもっとドカンと会場を沸かせたいです。

 

そんなのだから本番中は、音響をやりながら、劇を客観的に観ていました。「ここ、ああしたらいいなぁ」「そもそも構成をこんな風にしたほうが」とか。微調整で済むレベルならそのあとの公演に生かせるんですけどね。

 

と、言い訳のような反省文ばかり書くのもあれなので、良かったことも。

 

まず、『肝試し』

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肝試しに来てる2人がまったく幽霊に気付かないというコントです。がっつりツッコミ役をやってもらった春菜さんは、練習中からすごく不安そうで、明らかに大変そうでした。もともとあのツッコミ役、ほかにやる人がいないんじゃないかと思い、ワカバヤシが出る覚悟をしていました。でも、やはり自分が出るのは不本意だったし、コントのイメージを膨らませるうちに春菜さんならやってくれるんじゃないかということで、ツッコミ幽霊をやってもらいました。

不安が大きかったからか練習もたくさんやったので、とても良い状態をお見せすることができました。実際、笑い声もたくさんあったし、肝試しのコントが一番好きってお客さんも多かったかもしれません。

 

つぎに『ダンス教室』

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90年代の関西のコントにありがちな、「あ~ここだな~さいきん駅前にできたっていうダンス教室~ちょっと緊張するけど入ってみよう~」という前口上を述べた男が、あとでそのことをいじられるというトリッキーな設定のコントです。

練習段階で懸念点は二つあって。一つは、このトリッキーな設定を受け入れてもらえるんだろうかということ。もう一つは、明らかに変な格好をしたダンス講師に対して興味を引かせておきつつ、結果まったく生かさないという裏切りがガッカリされたらどうしようかということ。

でも、舞台ではしっかりお客さんに伝わってくれて、ちゃんと笑い声も起きていたので良かったです。

 

最後は「カラフル戦隊」

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5人組戦隊ヒーローが主人公。♪チャチャーチャチャーチャーチャーって音が鳴ると、反射的に5人揃ってポーズを決めちゃう彼らの習性を利用して、悪の支配者がその音楽を鳴らしまくるというコントです。音が鳴るたびに、どんな状態であろうとも5人でポーズを決めてしまうドタバタコント。

設定としてこんなコント見たことがないし、いくらでも脚本も演出も遊べるネタだけど、あまり欲張らず、いい尺でお話が作れたなと満足しています。ラストコントにふさわしいネタでした。


反省点はしっかり活かしつつ。というかせっかく反省点があるのなら、再演とかしてもいいなぁとかおもったり。また近いうちに新しい公演を発表します。

 

舞台を仕上げるまでの「工程管理」って大事だなと思ったときは本番3日前だった

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とにかく工程管理が苦手です。自分ひとりのスケジュールを組むことはわりと得意なのですが、様々なセクションに対してそれぞれの工程を管理していくのが苦手です。(工事の現場監督とかできないと思う)

舞台も「工程管理」ってすごく大事。

いつまでに脚本を固める。ココまでに全員、脚本を頭に入れてくる。そういう工程管理をなるべく細かくやっていく必要があります。だめですね、そういうの怠けてぜんぶ「ザ・感覚」でやっている。


青点滅の「脚本」の話をしますね。


僕の脚本は、練習しながらめちゃくちゃ変わっていきます。本番を迎える頃には、初稿の面影なんて跡形もないことが多いです。コントの脚本はそういうもんだ、と思ってきたから別に気にはしてないつもりだったのですが、やはり戸惑う人もいるだろうし、こんなんで良いのかなと思うこともしばしば。

となると。

「どうせワカバヤシの脚本はコロコロ変わるから固まるまで覚えない」という考えの人が出てきてもおかしくありません(青点滅にそれを口にする人は、今のところいませんが)。

ですが。脚本演出の立場として言わせてもらうと、「演者がセリフを覚えた状態での演技」と「演者が台本片手にやってる演技」はやっぱり違うわけで。台本片手にやってた時には気付けなかったことも当然あるわけです(あぁ……こんな感じになるなら、セリフも変えよう。とか、そういう風に)。

ただ、そうは言っても「覚える」という労力も大変なものだと思うので、脚本が固まるまで覚えないという気持ちもすごくわかる。僕なら、ぜったいに覚えらないし。


昔、僕がまだ放送作家をやっていた頃。事務所(お笑い事務所Wです)のライブで、芸人さん7人くらいがお芝居風のコントをするというコーナーがありました。尺は25分くらいだったと思うのでそれなりのセリフ量。2回目の稽古の時に、脚本の練り直しを7人みんなでやり始めたのですが、みんな好き好きにあーだこーだ言い出す始末。そんな時、「つべこべ言わず覚えよう!」と口火を切ったのがWエンジンのえとうさんでした。いったん全部覚えてからそれをベースに脚本を変えていこうという意見です。

結果、覚えてしまったほうが見えてくることが多いのか、すごく仕上がりが早かったように思えました。時と場合と人と内容によるとは思いますが、やっぱり「最初にセリフを頭に入れる」というのは、仕上がりには近道のような気もします。いや、ほんとに時と場合と人と内容によるのだけれども。


さて。セリフを覚えてから脚本を変える。脚本を固めてからセリフを覚える。どちらが良いとか悪いとかの話ではなく、これもやはり「工程管理」をしていけば解決する気がします。

いつまでに初稿の脚本を覚える。それに対しての演技指導はいつからいつまでやる。それを受けて脚本の見直し期間はいつからいつまで。という具合に。

きっとプロの演劇集団は当たり前のようにやっているのでしょう。公演の本番を成功させるために何をどう、どのタイミングで動けば良いのかを明確にしてメンバーで共有する。あぁ、苦手。

BARETERU BARETERU 完売しました


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本番を二日後に控えた、単独公演『BARETERU BARETERU』。

 

全3公演、150席分のチケットが完売となりました。ご予約いただいた方々、チケットをご購入いただいた方々、ご検討いただいた皆様。ありがとうございました。

 

本番、しっかりやります。