2回目の単独公演『BARETERU BARETERU』終わりました。各回すべて満席という最高の状態でした。ご来場いただいた皆様には大変厚く厚く感謝いたします。
さて。
肝心のコントの内容。毎度毎度、反省点が多くて困ります。前回良くなかったなと思ったところはぜんぶ潰そうと思っていたのに、幕が開いてみるとなかなか上手くいかず。想像力が足りないんでしょうね。立ち上がりにもっとドカンと会場を沸かせたいです。
そんなのだから本番中は、音響をやりながら、劇を客観的に観ていました。「ここ、ああしたらいいなぁ」「そもそも構成をこんな風にしたほうが」とか。微調整で済むレベルならそのあとの公演に生かせるんですけどね。
と、言い訳のような反省文ばかり書くのもあれなので、良かったことも。
まず、『肝試し』。
肝試しに来てる2人がまったく幽霊に気付かないというコントです。がっつりツッコミ役をやってもらった春菜さんは、練習中からすごく不安そうで、明らかに大変そうでした。もともとあのツッコミ役、ほかにやる人がいないんじゃないかと思い、ワカバヤシが出る覚悟をしていました。でも、やはり自分が出るのは不本意だったし、コントのイメージを膨らませるうちに春菜さんならやってくれるんじゃないかということで、ツッコミ幽霊をやってもらいました。
不安が大きかったからか練習もたくさんやったので、とても良い状態をお見せすることができました。実際、笑い声もたくさんあったし、肝試しのコントが一番好きってお客さんも多かったかもしれません。
つぎに『ダンス教室』。
90年代の関西のコントにありがちな、「あ~ここだな~さいきん駅前にできたっていうダンス教室~ちょっと緊張するけど入ってみよう~」という前口上を述べた男が、あとでそのことをいじられるというトリッキーな設定のコントです。
練習段階で懸念点は二つあって。一つは、このトリッキーな設定を受け入れてもらえるんだろうかということ。もう一つは、明らかに変な格好をしたダンス講師に対して興味を引かせておきつつ、結果まったく生かさないという裏切りがガッカリされたらどうしようかということ。
でも、舞台ではしっかりお客さんに伝わってくれて、ちゃんと笑い声も起きていたので良かったです。
最後は「カラフル戦隊」。
5人組戦隊ヒーローが主人公。♪チャチャーチャチャーチャーチャーって音が鳴ると、反射的に5人揃ってポーズを決めちゃう彼らの習性を利用して、悪の支配者がその音楽を鳴らしまくるというコントです。音が鳴るたびに、どんな状態であろうとも5人でポーズを決めてしまうドタバタコント。
設定としてこんなコント見たことがないし、いくらでも脚本も演出も遊べるネタだけど、あまり欲張らず、いい尺でお話が作れたなと満足しています。ラストコントにふさわしいネタでした。
反省点はしっかり活かしつつ。というかせっかく反省点があるのなら、再演とかしてもいいなぁとかおもったり。また近いうちに新しい公演を発表します。