コントユニット青点滅の日誌

青点滅の主催、ワカバヤシが書くブログです

玄米茶がバリアとなる

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玄米茶って、バリアになるんですね。

特急列車の自由席に乗っていました。始発ということもあって、乗車率は50%くらい。僕の隣の席は空いていました。


長野と名古屋を結ぶ特急しなの。ガタンゴトンという音が非常に大きく、松本平を過ぎたあと、木曽を抜けていく道中は揺れに揺れる、あの特急しなのです。

松本に着いたとき、男性が僕の隣に座ってきました。隣に人が来るだけで重量感を感じてしまうし、ちょっと不意をつかれた気がして、一瞬「おっ」と思いましたが、気づけば自由席の乗車率は80%を越えるくらいに。長野駅から順々に信州の人たちを乗せ、中京地方へと運んでいく特急しなの。当然、松本からも多くの人が乗ってきます。

そして、列車が木曽福島に到着したときのこと。僕の隣に座っていた男性が、急にガタゴンッという音を立てて立ち上がりました。どうやら眠っていたみたいで、降りる予定だった駅に到着し、慌てて電車を降りていったようです。

しかし、そのとき彼は慌ててしまい、玄米茶の入ったペットボトルを座席の前のテーブルに置き忘れてしまいました。

「あーあ、忘れてった」というくらいに僕は軽く考えていたのですが、この玄米茶が人を寄せ付けないバリアになります。

そう、このあと列車に乗ってくる人たちは皆、一度僕の隣に座ろうとするですが、玄米茶を見ると「あっ誰かいるんだ…」というリアクションをした後にどこかに行ってしまうのです。

僕はずっと起きていたので「ここ誰かいますか?」と一言聞いてくれてもいいはずなのに、玄米茶がバリアと化して 人を寄せ付けなくなりました。

玄米茶をどかそうかなと思いはしたものの、僕が捨てるのも違うしなぁと思い、結局、名古屋までバリアが張られたまま、特急しなのは3時間走りきりました。