以前、某ライブに行った時、エンディングで出演者が「4回しか練習してません」と自慢げに話していたのを急に思い出して、ちょっとイラっとしました。知らんがな。もっと練習して、精度を高めたものを見せてほしかったです。
と、そんな他所様のライブのことは置いといて、青点滅は14回目の練習日。まだ14回しか練習してないのか、大丈夫かな……。
そんな練習のさなか、ダンスを踊っているメンバー。ご陽気です。
以前、某ライブに行った時、エンディングで出演者が「4回しか練習してません」と自慢げに話していたのを急に思い出して、ちょっとイラっとしました。知らんがな。もっと練習して、精度を高めたものを見せてほしかったです。
と、そんな他所様のライブのことは置いといて、青点滅は14回目の練習日。まだ14回しか練習してないのか、大丈夫かな……。
そんな練習のさなか、ダンスを踊っているメンバー。ご陽気です。
2月だもの。雪ぐらい降りますよね。
青点滅が青点滅として初めて練習をした日も長野県北部は大雪でした。2018年1月だったと思います。雪のせいで来れない人もいたりして、大変だったような、たしかそんなだったような……はてはて……。
あれから2年が経ちまして、遂には長野市芸術館で単独公演をやろうだなんて、そんな事態になっております。
単独公演をやっては、なんか自分のなかで納得できない部分があったり、また改善したつもりでも上手くいかなかったり、試行錯誤を繰り返して青点滅は少しずつステップアップしようと思っているところです。
ただ、やっぱりどこまでいっても、所詮は市民劇団であり、演劇やお笑いのプロフェッショナルでは無いんですよね。ならば、コントに関わる人に対してどこまで要求していって良いんだろうかと、悩ましく思うこともあります。
メンバーみんな仕事もしているし、それぞれプライベートもあるわけです。僕の練習出席率はほぼ100%ですが、なかには来れない人もいます。……というか、全員集合することの方が珍しかったりします。練習日の出欠ひとつとっても、「来れなくてもしょうがないよね」ということで、どこか市民劇団としての折り合いをつけて、バランスをとろうとしてるんだと思います。
青点滅の人たちは、みんなすごく努力するし、こんな僕の演出についてこようとしてくれます。非常に尊い存在です。
でも、これからキャパを大きくしたり、ステージ回数を増やしたりしたいと思ったときには、どうしても『市民劇団』としての壁がやってくるはず。
この感じ。何かに似てるなと思って、記憶をたどると、僕が大阪でアマチュア芸人をやっていたときと同じです。土日だけ、アマチュアの芸人として活動していればそれで楽しいと思っていたはずなのですが、どうしても高みを望んでしまうようになり、結局あれよあれよと脱サラして放送作家の道を選んでしまったのでした。
さすがに、目の前のモヤを振り払って人生の舵を切った当時のようにはいかないですが、青点滅の在り方については、色々と考えさせられます。
市民演劇は市民演劇なりの戦い方がきっとあるはずなんでしょうけど、うまく自分が機能できてないのがちょっともどかしいです。
雪、まだ降ってるかな。
青点滅倉庫ができました。
できましたというか、借りました。
長野市内にいくつかレンタル倉庫があるんですけど、そのうちの一番自宅から近いところが空いてたので思い切って借りちゃいました。
うちの場合、公演の度に8本くらいコントを上演しているので、毎度毎度、衣装や小道具をすごくたくさん用意しなきゃいけないのです。
公演をこなすうち、家の中が完全に飽和してきておりました。それを補うための倉庫です。
長野市で活動している「コントユニット青点滅」代表のワカバヤシです。脚本と演出をやっています。時々、主演もしたりしています。
僕は常々、「せっかく良い劇場があるのだから、もっと多くの人が劇場に足を運び、そこで行われているエンターテイメントにたくさんの人が触れる街であってほしい。だから、青点滅をやっています」と言っているし、本心で思っているのですが、少し自分の言葉に対して考えてみました。
僕はいったい「舞台」の何が好きなんだろうか。
僕が舞台を「好き!」と感じたのは、2回あって、1度目はアンタッチャブルさんの漫才を生で観た時。電波に乗ってテレビスピーカーから聞こえてくる漫才ではなく、生の劇場の漫才マイクから、いやマイクじゃなくほぼ肉声で聞こえる漫才は異様な迫力を持っていて、それまで色んなところでお笑いを見てきたつもりでしたが、後にも先にもあれだけエネルギーを感じた漫才はありません。舞台でしか経験できないお笑いのパワーに感動しました。
次が、ロッチさんの単独ライブに初めて関わったとき。単独ライブを作っていくのって、こんなに大変で、こんなに楽しいんだと肌で感じ、本番でドカドカウケてるのを見ていると鳥肌が立ってきました。
2回に共通するのは「熱量」。テレビやスマホでは感じられない「熱量」を舞台では感じられる。それが、いちばんの醍醐味だと思っているんだと思います。
つまり、僕が「舞台は良いものだ」と感じているキッカケは、プロの芸人さんが見せる本気のパフォーマンス。
時には、客をなめてるとしか思えない雑な「舞台」を観てしまったこともあります。そういった質の低い舞台も含めて、「舞台は良いものだ」と言ってるわけじゃない。
なので、冒頭に書いた「もっと多くの人が劇場に足を運び……」なんてのは綺麗事です。
本音を言えば、僕の住む長野県で、質が高く面白い演劇が頻繁に開催されるようになり、そこに足を運んでもらえる人が増えて、劇場から街が活性化するのが最高のストーリーです。
なので、自戒の意味を込めて書きますが、「どうすれば演劇が盛り上がるだろう?」と考えるヒマがあれば、最高に面白いコンテンツを作りまくることに時間を使った方がいい。もし、作ることができないのなら、呼んでくる、誘致するという手もある。
厄介なのは、面白くない舞台を作ってしまっていることに、当人たちが気付いていないというパターンで、さすがに他の団体のことまで口は出せないので、少なからず自分だけはそうならないようにしようと。
ただ、僕が青点滅を主催することにはマンパワー的な限界があるので、なんとかたくさんの人たちを巻き込んで、面白い舞台を量産できるような仕組みを作ろうと思います。
ちなみに、「面白いかどうかは人それぞれだしね」、というのは面白いものを作れていない人の言い訳です。少なくとも、僕が生で見たアンタッチャブルさんは、そんなこと思っていなかったはず。
練習でした。
壁に向かってセリフを言ってる姿は、若手の芸人さんを思い起こします。みんな劇場の本番前、ああやって壁に向かって練習してたよなぁって(かくいう僕もやっていました)。
でも、壁に向かって練習やるときっていうのは、ほぼ仕上がっていて、反復練習に入っているので、練習としては終盤の終盤なんですよね。
だから壁に向かってやれるっていうのは、とても良いこと。あと1ヶ月以上ありますが、だんだん仕上がってきていて安心しています。大丈夫、大丈夫。面白い、面白い。
写真は関係ないです。
練習中、「このコントはフワフワした空気になってしまうので、そのフワフワした風船に針を突き刺して割っていくことでリズムをつけましょう」と、かっこいい比喩を用いて演出家を気取っていたのですが、皆がポカンとしていて、もうカッコつけた比喩はやめようと思いました。
練習日でした。
なんだか平和な練習日でした。お昼からまったりと練習してたように思います。
メンバーから台本に関する指摘があり、改良することになりました。脚本はワカバヤシが全部書いていますが、変だな、おかしいなと思うところは気兼ねなく言ってもらいたい。そんな、そんな、青点滅でありたいと思っております。