2月だもの。雪ぐらい降りますよね。
青点滅が青点滅として初めて練習をした日も長野県北部は大雪でした。2018年1月だったと思います。雪のせいで来れない人もいたりして、大変だったような、たしかそんなだったような……はてはて……。
あれから2年が経ちまして、遂には長野市芸術館で単独公演をやろうだなんて、そんな事態になっております。
単独公演をやっては、なんか自分のなかで納得できない部分があったり、また改善したつもりでも上手くいかなかったり、試行錯誤を繰り返して青点滅は少しずつステップアップしようと思っているところです。
ただ、やっぱりどこまでいっても、所詮は市民劇団であり、演劇やお笑いのプロフェッショナルでは無いんですよね。ならば、コントに関わる人に対してどこまで要求していって良いんだろうかと、悩ましく思うこともあります。
メンバーみんな仕事もしているし、それぞれプライベートもあるわけです。僕の練習出席率はほぼ100%ですが、なかには来れない人もいます。……というか、全員集合することの方が珍しかったりします。練習日の出欠ひとつとっても、「来れなくてもしょうがないよね」ということで、どこか市民劇団としての折り合いをつけて、バランスをとろうとしてるんだと思います。
青点滅の人たちは、みんなすごく努力するし、こんな僕の演出についてこようとしてくれます。非常に尊い存在です。
でも、これからキャパを大きくしたり、ステージ回数を増やしたりしたいと思ったときには、どうしても『市民劇団』としての壁がやってくるはず。
この感じ。何かに似てるなと思って、記憶をたどると、僕が大阪でアマチュア芸人をやっていたときと同じです。土日だけ、アマチュアの芸人として活動していればそれで楽しいと思っていたはずなのですが、どうしても高みを望んでしまうようになり、結局あれよあれよと脱サラして放送作家の道を選んでしまったのでした。
さすがに、目の前のモヤを振り払って人生の舵を切った当時のようにはいかないですが、青点滅の在り方については、色々と考えさせられます。
市民演劇は市民演劇なりの戦い方がきっとあるはずなんでしょうけど、うまく自分が機能できてないのがちょっともどかしいです。
雪、まだ降ってるかな。