新型コロナウイルスの影響により、公演の中止で●●万円の損失。というのをよく目にします。演劇界隈の情報が目に留まりやすいから、入ってくるのかもしれません。
では。
青点滅の単独公演中止によってどれくらい損失が出たのか。……実はこれ、よくわかりません。
- チラシ&チケット印刷 約1万5千円
- 衣装小道具 約9万円
- 館利用料 約8万円
- 練習場所利用料 約1万円
- 出演者ギャランティ 約35万円
この中で間違いなく損失と言えるのは、『チラシ&チケット印刷代』の約1万5千円。公演を中止したので、告知用のチラシやチケットは無駄になってしまいました。
続いて、衣装と小道具ですが、これはいつか同じような公演をやるときに使えるので、『損失』と言って良いのかわかりません。ちょっと微妙なところですね。
今回、館の利用料は特例として返金されることになったので、発生しません。練習場所にかかっていたお金ですが、稽古はまったく無駄ではなかったと思うので、損失とは捉えないことにします。
出演者のギャランティは、正直、メンバーに甘えている部分もあって。本番を迎えず興行収入が発生していないので、ギャランティを支払わない形で進みそうです。少なくとも満額を支払うことはない。
そのほか、スタッフのギャランティと、技術会社への発注費は、公演前にキャンセルしてるので、かかっておりません。一部、楽曲利用でJASRACに支払うお金もありましたが、公演を行っていないので発生してません。館の機材利用費についても同様です。
あと、青点滅は脚本・演出・チラシデザインをワカバヤシが無償でやっているので、ここにお金は発生しません。
つまり、完全に『損失』と言えるのは約1万5千円。あとは出演者とのギャランティの交渉次第です。
意外と、打撃が少ないじゃないか。
ただ。今回は『動画』を撮ることを決めたので、撮影場所にかかるお金と、すべての小道具や衣装代が『動画撮影のため』にかかっていると解釈すれば、その小計が18万円の計算になります(しかも人件費は0円という暴挙)。動画を無料公開するとなると、なかなかヤバい感じになっちゃうなぁと、いま、気付きました。