コントユニット青点滅の日誌

青点滅の主催、ワカバヤシが書くブログです

何度も何度もTBSドラマ「カルテット」を観てる

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2017年1月期のドラマ『カルテット』がものすごく好きです。
いまだに何度も何度も繰り返して観ています。

ここ最近の(?)テレビドラマにしては珍しく、30代中盤の迷える男女が主人公だったことに自分の人生を重ねたり、巨匠・坂元裕二さんの脚本から滲み出る言葉のセンスに感動したり、映像の綺麗さや、舞台が軽井沢ということに親近感を覚えたりと、『カルテット』を好きになる理由は色々あるのですが。

一番は、僕が『ドラマ』という映像作品に強烈に興味を持ったこと。

もっと早く、ドラマの素晴らしさに出会っていれば、僕も脚本家か、ドラマ制作に関わる道を選んでいたと思います。しかし『カルテット』に出会うまで、ドラマの良さを知らなかった。初めてちゃんと観た大河ドラマ『真田丸』も超面白かったけど、制作者目線では、心が揺さぶられませんでした。

『カルテット』を見返すと、そのカット割りや、映像の撮り方などなど、いちいち感動します。脚本にチカラがあるので、きっと撮りやすいんだろうなというのも感じます(シーンごとに誰がキーになっているかわかりやすい)。

おそらくですが、『カルテット』に触発されて青点滅を始めたといっても過言ではない。それくらい、影響力のある作品でした。

ざっくりと青点滅を始めることになったワカバヤシの気持ちの流れを書いておきます。

  1. 東京でコント脚本を書く日々
  2. すごいコント作家を見て勝てないなと気づく
  3. コントを諦めてバラエティ作家をまっとうする日々
  4. 長野に移住しローカル情報番組のディレクターに
  5. 番組でスキー場を舞台にした「ドラマ」を作る機会があり、ショートドラマ作る
  6. 所詮、情報番組のなんちゃってドラマだけどドラマの素晴らしさに気づく
  7. 軽井沢が舞台ということで『カルテット』観る
  8. 会話劇とミステリー劇がミックスした素晴らしい脚本に感動
  9. 『カルテット』の映像美や絵作りにも興味持つ
  10. 自分もなんかしなきゃという気持ちから青点滅を始める


やはり、どう考えても『カルテット』に影響を受けている部分が多いです。どうでもいいですが、僕が作るテレビ番組のVTRでは、よくカルテットのBGMを入れてもらっています。音効の人にも僕が『カルテット』好きと言ってあるからです。

コントにも、カルテットのようなテイストを盛り込みたいなと思っていて、実は3月に上演する『百チャンネル』の中では、ちょっとだけカルテットテイストを入れ込んでいます。