コントユニット青点滅の日誌

青点滅の主催、ワカバヤシが書くブログです

青点滅のYoutubeチャンネルを開設しました





これまで、動画の管理があまりに雑だったので、青点滅のYoutubeチャンネルを開設しました。ひとまず、既にウェブ公開していたコント動画2本をアップしているのと、以前行なった単独公演の幕間に流していた、「耳で聴くコント(映像はありません)」を公開しています。





3月15日に予定していた単独公演「百チャンネル」で上演を予定していたコントも動画化するので、このチャンネルにアップしていきます。何卒、よろしくお願いします。


単独公演中止による損失額

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新型コロナウイルスの影響により、公演の中止で●●万円の損失。というのをよく目にします。演劇界隈の情報が目に留まりやすいから、入ってくるのかもしれません。

 

では。

 

青点滅の単独公演中止によってどれくらい損失が出たのか。……実はこれ、よくわかりません。

 

  1. チラシ&チケット印刷 約1万5千円
  2. 衣装小道具 約9万円
  3. 館利用料 約8万円
  4. 練習場所利用料 約1万円
  5. 出演者ギャランティ 約35万円

 

この中で間違いなく損失と言えるのは、『チラシ&チケット印刷代』の約1万5千円。公演を中止したので、告知用のチラシやチケットは無駄になってしまいました。

 

続いて、衣装と小道具ですが、これはいつか同じような公演をやるときに使えるので、『損失』と言って良いのかわかりません。ちょっと微妙なところですね。

 

今回、館の利用料は特例として返金されることになったので、発生しません。練習場所にかかっていたお金ですが、稽古はまったく無駄ではなかったと思うので、損失とは捉えないことにします。

 

出演者のギャランティは、正直、メンバーに甘えている部分もあって。本番を迎えず興行収入が発生していないので、ギャランティを支払わない形で進みそうです。少なくとも満額を支払うことはない。

 

そのほか、スタッフのギャランティと、技術会社への発注費は、公演前にキャンセルしてるので、かかっておりません。一部、楽曲利用でJASRACに支払うお金もありましたが、公演を行っていないので発生してません。館の機材利用費についても同様です。

 

あと、青点滅は脚本・演出・チラシデザインをワカバヤシが無償でやっているので、ここにお金は発生しません。

 

つまり、完全に『損失』と言えるのは約1万5千円。あとは出演者とのギャランティの交渉次第です。

 

意外と、打撃が少ないじゃないか。

 

ただ。今回は『動画』を撮ることを決めたので、撮影場所にかかるお金と、すべての小道具や衣装代が『動画撮影のため』にかかっていると解釈すれば、その小計が18万円の計算になります(しかも人件費は0円という暴挙)。動画を無料公開するとなると、なかなかヤバい感じになっちゃうなぁと、いま、気付きました。

 

 

『コロナで中止』とひとくくりにせず問題を細分化する

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新型コロナウイルスの影響による公演中止。世間の風潮として『コロナで中止』がひとくくりにされているけど、細かく考えると各団体やイベントの内容によって、その理由は様々です。

 

今回の件を受け、改めて、自分たちの団体が持つ特性や脆弱な部分がわかった気がします。

 

  1. 有事が起こったときに十分な『対策』を講じられない
  2. 集客を知人友人に頼りすぎている

 

青点滅は超市民演劇です。青点滅という名前も勝手に名乗っているだけで、厳密にいうと責任の所在は曖昧です(個人、ワカバヤシヒロアキが責を負うつもりではいますが)。と言っても、動員数150人くらいの市民演劇なら、どこも皆似たようなものかもしれません。でも、これって結構危険な状態だなと、改めて思いました。

 

アーティストの東京事変が2/29にライブを開催して話題になってましたが、あそこまでの感染防止策を、うちのレベルでは講じられません。スタッフ(と言っても、知人や友人に声かけてるだけ)が足りないし、消毒液やマスクを十分に用意する資金力もありません。

 

これって結構マズイ状態で、今回は問題がたまたまコロナウイルスだっただけで、他の有事が起きたときにも同じことが言えます。主催として責任を果たせるか、対策を講じられるか。臨機応変、咄嗟の対応、お客さんとスタッフ、キャストを100%で守れるか。

 

性善説でイベントを行うのは危険。当たり前のことなんですが、再認識させられたいい機会でした。

 

また、集客について。

 

東京事変のライブは、楽しみにしている不特定多数のお客さんがいてチケットがソールドアウトになっていました。

 

もちろん、うちの公演も楽しみにしてくれていた人たちがたくさんいましたが、公演中止を決めた3/1の段階では、まだまだ席は余っていてチケットを売っていかなきゃいけない状態でしたので、出演者たちが知人や友人に声をかけて『ぜひ来てね!』と言わなきゃいけない状況でした。

 

これだけ、新型コロナウイルスで世間がざわついている中、知人や友人に『来てね』というのは、辛すぎます。

 

毎回、うちのチケットがソールドアウトになるのは公演の1~3日前。もし、早くに完売していて、集客告知をしなくていい状態だったら、すこしだけ考え方が違っていたと思います。

 

もちろん、公演を中止する大前提としての理由は、政府の『不要不急の外出は控えること』という要請があること。また、『新型コロナウイルスは密閉した空間で感染しやすい可能性がある』ということです。けれど、今回の件で団体としての色んな問題が浮き彫りになってくれたことは不幸中の幸いでした。

※チケット代の返金についても記載しています。

 

公演ができないならWebを使って動画で届けたい

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3月15日に予定していた、コントユニット青点滅第4回単独公演『百チャンネル』は、新型コロナウイルス感染拡大リスクを考慮して中止にしました。

※チケット料金返金についても記載しています。


劇場にお客さんを招いての公演は出来なくなってしまいましたが、上演予定だったコントを動画撮影してWeb公開しようと準備を進めています。

 

撮影は最小限の人数で行い、メンバーだけなら、感染予防を徹底することもできます。楽しみにしてくださっていた方々もたくさんいたと聞いておりますので、せめて映像でお届けしようという試みです。

 

諸々の都合上、上演予定のコントのすべてを撮影&公開することはできないのですが、可能な限り公開できるように努めます。公開予定は3/15以降となります。いましばらくお待ちください。

 

【3/15単独公演中止のお知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大リスクを考慮し、公演を中止します

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先般より大きく報道されている新型コロナウイルス感染拡大の件を受け、公演を中止することにしました。

2/26に政府より発表された「自粛要請」の際には開催予定と告知させていただきましたが、その後、大阪の100人規模のライブハウスで感染が広がった可能性があることや、当団体規模では、お客様ひとりひとりの消毒・検温の徹底などが十分に為せないことを考慮しまして、中止を決めました。

公演を楽しみにしてもらっていた方には大変申し訳ありません。正直言いまして、今回上演する予定だったコントはかなり自信があり、2週間前にして今まで以上の仕上がりになっていただけに非常に残念です。再びお客様に楽しんでもらえる日が来るよう、事態の収束を祈りつつ、また、必ず青点滅しかできないエンターテイメントをお届けしますので、どうか少しだけお時間をいただければと思います。


2020.3.1 コントユニット青点滅代表 若林寛朗

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【重要】チケットの払い戻しにつきまして


①ライブポケットでご購入のお客様
ライブポケットを通じて返金手続きをお取りします。ご案内のメールをお送りしますので今しばらくお待ち下さい。

②長野市芸術館チケットセンターでご購入いただいたお客様
3月2日(月)10時〜3月30日(月)19時
までの期間(※休館日の火曜は除く)、長野市芸術館チケットセンターで払い戻しをいたします。必ず、チケットをご持参の上、お越しください。
万が一、来館が難しい場合は下記までご連絡ください。

conteaotenmetsu@gmail.com

090-2338-9747(若林)

③出演者から直接ご購入いただいたお客様
各出演者から連絡させていただきます。直接、チケット代金のお受け取りをお願いします。


 

新型コロナ拡大にともなう「青点滅単独公演」につきまして

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3月1日(日)に中止を決定しました。

aotenmetsu.hateblo.jp



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2月26日、政府より「大規模なスポーツや文化イベントなどについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考え」が示されました。それにともない、プロスポーツの試合延期、コンサートの中止などが報道されています。

 

会場となる長野市芸術館としての方針をヒアリングしたところ、「芸術館の裁量で中止・延期にすることはなく、あくまで主催者側の判断に任せる」とのことでした。

 

長野市芸術館側も、消毒液の設置などは行っておりますが、アクトスペースは最大200人規模のイベントスペースであり、感染リスクはゼロではありません。ですが、政府の要請は「全国的なスポーツ、文化イベント」とのことですので、私どものイベント規模を考慮したうえで、原則的には予定通り開催することにいたします。(ただし状況が悪化するなど、事態の変動があった場合はこの限りではありません)

 

出演者、スタッフ一同、細心の注意を払いながら、公演を開始したいと考えております。関係者に感染の疑いが発生した場合、公演中止などの措置をとる可能性も含め、今後、最新の情報が入り次第、臨機応変に適切な対応をしてゆくこととします。

 

事前にチケットをご購入いただいている方につきましては、どのようなご事情であったとしても「返金」には全て応じます。ライブポケットでチケットをご購入いただいた方の中で、返金処理したい方がいましたら、 conteaotenmetsu@gmail.com までご連絡ください。銀行振込にて返金処理させていただきます。

 

また、当日ですが、体調が悪い方は決して無理をせず来場を控えていただき、健康な方におかれましても防菌除菌対策を行なったうえでお越しください。マスク不足で対応が十分に出来ない方もいらっしゃるかと思いますが、急な咳・くしゃみなどの症状が現れた場合、周囲のお客様にご配慮いただき、マスクの着用やハンカチ、着衣で覆うなどの対応をお願いいたします。


2020.2.28 コントユニット青点滅代表 若林寛朗

単独公演のタイトル「百チャンネル」は発信力を強めたいという意味で付けました

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3月15日に行う公演は『百チャンネル』というタイトルです。

オムニバスなので、実はタイトル付けって難しいんですよね。(アーティストが出すアルバムのタイトルみたいな感じ)一つのコントのタイトルを、そのまま公演タイトルにしている場合もあるでしょうし、オムニバスとは言え大きなテーマを設けて、そのテーマを表現するタイトルをつける場合もあるでしょう。

常々、青点滅に関わる人には言っているのですが、なんせ市民演劇なので自分たちでお客さんを集めないと誰も来てもらえません。そのためにはどうしたって発信力が必要で、ただチラシを配ればOKとかそういうことじゃないし、SNSに書いたからOKということでもありません。

みんながみんな発信塔にならなければいけなくて、しかも、アクトスペースという大きな劇場で2ステージも公演をやろうとしているなら、なおさら。

そういう発信力を付ける。あるいは、発信力を見せつけよう。という意味を込めて、『百チャンネル』と名付けました。数多の(百)発信(チャンネル)、みたいなニュアンスです。

元カナリアの安達さん、現在は役者をやったり脚本をやったり、役者さんを集めてコント演劇をやっていたりする安達さんも以下のようなことをツイートしてます。


この言葉がすっごく心に響いていて、僕がメンバーを募るときの最大の基準は「発信力」です。演技経験なんてどうでもよくて、「発信力」こそ最大のパワーだと信じております。

今回の公演に臨むメンバー、もちろんその発信力に偏りはありますが、みんなで頑張ってドンドン発信していきます。

t.livepocket.jp